Married Life in Kyoto

京都で暮らす夫婦のまったり日常ブログ

夫婦対談:20年の結婚生活を振り返って(前編)

先日、ハナとフブキは結婚20周年を迎えることができました。今回はその記念対談です。
お題は「20年の結婚生活」。
振り返ってみて、どうだった?

いろいろありましたね。

あったね(笑)。

長かったような気もするし、短かったような気もするね。
フブキはいろいろ、私に合わせる感じでずっとやって来たよね。で、たまに自分のやりたいことと矛盾して葛藤することもあったんだと思う。
からしたら、合わせてくれるから楽な反面、子育てについては私がやらなあかんと思って・・・。

ハナに任せ過ぎちゃったかも。大変だったよね。

自分で決めなあかん、自分で責任取らなあかん、って。

それが結婚生活20年のうちの前半だよね。ふたりとも結婚生活がどうやったらうまくいくのか手探りだった状態で、ちょっと失敗しちゃった部分もあって。
でも、後半の10年は割と・・・。

前半の反省をして、ちゃんと修正はできたかなっていう気はするよね。

適材適所、みたいな。

そうそう、この役割はフブキの方がいいんだ、みたいなのが分かって。そもそも私自身が自分のことが分かってなかったから、フブキが分かるはずないねんけど。
でも、分かるようにはなったね。ここはフブキ担当、ここはハナ担当みたいな感じで(笑)。

長男が学校に行かなくなってハナがしんどくなったのが・・・。

7年目か、8年目くらいかな。

前半の終わりくらい。前半のやり方が破綻しちゃったような感じかな。

そうやな(笑)。そうそう、破綻した感じやな。

ということは、あの頃はけっこう危機やったんかな?フブキはあんまり危機って感じしなかったんやけど。

いや、私の中では危機よ。もう人生終わった、人間終わった、みたいな危機。私の中では。

けっこう無理させちゃった・・・ごめんね。

あれは・・・もう、なるべくしてなった。あれがあったからこそ今があると思うし。
まあ、適材適所にはなってきたね。子どものことに関して言ったら、フブキは現実を教えるというか、社会的なこととか話して。
私はもう聞き役というか。

子どもの声を聞くということ?

そうそう。

ということは、子どものことが破綻の原因だったんかな。結婚生活の前半で一番しんどかったこと。

私にとっては、自分の子ども時代を精算できてなかったからこそ、精算するためにあのタイミングだったんかなと思って。

なるほど。

子育てって、自分の子ども時代からの繰り返しっていうか、自分の人生のやり直し的な要素があるじゃない。その、自分が子どものときのいろいろしんどかったことが溢れ出そうになるけど、それを自分で抑え込んでたから・・・だから、しんどかったね。

逆に、もし結婚してなかったら、そういう自分の子ども時代にやり残した、精算できてなかったことを振り返ることがなかったってこと?

うん、なかったと思う。

じゃあ、結婚することが振り返るきっかけになって、それが子育てのいろいろ難しいことに対してワーっと出てきちゃって、それで破綻した・・・みたいな感じなんかな。

だからもし、子どもがいなかったとしたら、気づかないまま生きていたかもしれん。けど、要所要所でやっぱり何か腹が立つような感じで、私はずっとイライラしていたと思うし。
もしかすると、例えば仕事でしんどいことがあって、それが原因で振り返ることになって、結果的には一緒だったかもしれんけど。

なるほど。でも、それ(破綻したこと)は良かったんかな(笑)?見ない方が良かったかもしれん。

あのタイミングで良かったと思う。自分もまだ若かったし。

30代。

30代ってもっといろいろ活動的になれる時期だと思うから、もったいなかったとも言えるけど、でも早めに気づいたからこそいろいろ向き合って修正したりして、それで今があるんやと思う。

なるほど。なんか主に前半部分の話が多かったような気が。

そうやね。

じゃあ二部構成にして(笑)、次回は後半、適材適所になってからの話を。